何を優先させるか。
ローマ字「ち」表記で児童混乱
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170321-00000044-mai-soci
子どもの立場からすると、訓令式のほうが覚えやすい。
大人の立場からすると、ヘボン式のほうが実用的だと。
ここで、求めたいのが、ローマ字を小3で学習するに当たってのめあて。
学習するのは、小学3年生。
英語を習っている子もいれば、疎い子もいる。つまり、ごちゃまぜ状態。
そんな中で、何を優先するかということ。
私だったら、
「ローマ字で言葉を書くことがおもしろいなぁ」
「もっとローマ字で言葉を書いてみたい」
と、子どもに思ってもらえるようにしたい。ローマ字に興味をもたせること。
となれば、訓令式のほうが、小3には覚えやすいでしょう。
規則的に子音と母音が並んでいるのですから、それを繰り返し覚えればいい。
そこへ、へんな意識を持った大人が、
「いや、英語の学習もあるのだから、
ヘボン式を優先させないと!そっちのほうが実用的だ。
そもそも、"ti"なんて、「ち」じゃなくて「てぃ」だろ。」
となると、英語嫌い予備軍を産み出すことになるわけ。
たかが7~8歳の子どもだよ?国語さえ覚束ないのに。
そんなん押し付けなくてもいいじゃん??
まずは、訓令式を覚えさせて、意欲満々の児童を育てて、
そのあとで、例えば、
「"chi""fu"sha"などと書く方が、もっと英語に近付くよ。
福知くんは、ローマ字だったら"Fukuti"でOKだけど、
英語じゃぁ"Fukuchi"と書くことが多いんだ。
余裕のある人は、こういう書き方も覚えていこうね!」
程度でいいのではないでしょうか。
押し付けでなく、気持ちよく楽しく学習できるようにしていくこと。
それが、教師・大人の役割なのではないかと思います。
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