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2017年3月21日 (火)

何を優先させるか。

ローマ字「ち」表記で児童混乱 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170321-00000044-mai-soci

 子どもの立場からすると、訓令式のほうが覚えやすい。 
 大人の立場からすると、ヘボン式のほうが実用的だと。 

ここで、求めたいのが、ローマ字を小3で学習するに当たってのめあて。 
学習するのは、小学3年生。 
英語を習っている子もいれば、疎い子もいる。つまり、ごちゃまぜ状態。 

 そんな中で、何を優先するかということ。 

私だったら、 
「ローマ字で言葉を書くことがおもしろいなぁ」 
「もっとローマ字で言葉を書いてみたい」 
と、子どもに思ってもらえるようにしたい。ローマ字に興味をもたせること。 

となれば、訓令式のほうが、小3には覚えやすいでしょう。 
規則的に子音と母音が並んでいるのですから、それを繰り返し覚えればいい。 

 そこへ、へんな意識を持った大人が、 
「いや、英語の学習もあるのだから、 
 ヘボン式を優先させないと!そっちのほうが実用的だ。 
 そもそも、"ti"なんて、「ち」じゃなくて「てぃ」だろ。」 
となると、英語嫌い予備軍を産み出すことになるわけ。 

たかが7~8歳の子どもだよ?国語さえ覚束ないのに。 
そんなん押し付けなくてもいいじゃん?? 

 まずは、訓令式を覚えさせて、意欲満々の児童を育てて、 
そのあとで、例えば、 
「"chi""fu"sha"などと書く方が、もっと英語に近付くよ。 
 福知くんは、ローマ字だったら"Fukuti"でOKだけど、 
 英語じゃぁ"Fukuchi"と書くことが多いんだ。 
 余裕のある人は、こういう書き方も覚えていこうね!」 
程度でいいのではないでしょうか。 

 押し付けでなく、気持ちよく楽しく学習できるようにしていくこと。 
それが、教師・大人の役割なのではないかと思います。

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