違う!ソコじゃないんだって!!
■「教員勤務時間に上限規制を」 ネット署名
(朝日新聞デジタル - 05月12日 20:50)
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違う。ソコじゃない、労働時間の問題じゃないんですよ。教師という仕事。
公職で先生をしている方々は、既に了承しています。
「この職業は、直接お金を産まない」
ということを。
将来お金を生み出す人材を育成することにはなるのですが、
教師が一年間どのように学級経営をしようとも、
その年度の経常利益だの純利益だのというものはないのです。
先生は、世の中にお金をもたらしません。
例え、自分の受け持った子ども達が何年後かに大企業で活躍したところで、
自分が評価をされるということはないのです。
そう考えると、教師ってクライアントのことなど考えることなく
自分のペースで仕事を進めることができる、ステキな身分だと。
一生懸命だろうと適当だろうと、関係ないのです。
評価制度が設けられていますが、大体の先生が評価Cの現状維持。
今までと変わんねぇ~!それが、日本人大好きの平和的解決。
ただ、そんな教師が他の職業よりも多忙に感じるのは、
職でない仕事を兼ねなければならないというところにあります。
それが、学級事務・校内分掌。
学級事務というのは、家庭に配付するお手紙の作成や学級費の管理などのことです。
特に、低学年の学級では、
どんな学習をするか、どんなものを用意してもらうかだとか、
ことごとく、通信で伝えます。また、どんな学習をしたか、
どんなことがあったかとか、デジカメの写真を載せたりして報告します。
先生によっては、年間100号を目標にしたり。
お金では、学年や学級で使用するドリルだとかテストだとか、教材屋に発注して、
各家庭から集金するわけです。そのお金を一人ひとり…ね。
期末には通知表を付けながら、学級費の決算を報告するわけです。
(自治体によっては、非常勤の労働者を雇ってその仕事を任せています(先生の給与は変わりません)。)
こんなの、勤務時間7時間45分のうち、毎日7時間は子どもと共にしているのに、いつ出来ますか?
残りの45分では到底出来ません。しかも、会議や渉外などでその時間が奪われることはよくあります。
校内分掌は、学級以外に勤務する学校で主任として受け持つ仕事です。
例えば、私の場合、学級担任をしながら体育科の主任をしていました。
体育主任は、学校全体の体育的行事を行う上でイニシアティブを持って全体を把握・指揮する役割です。
運動会や水泳・陸上記録会の企画や運営を中心となって行います(それだけではないですが)。
全学年の組分けだとか、プログラムの構成だとか運動場のトラック整備だとか。
また、その地域の他校との話合いだとか、都道府県の研究会だとか…
45分で出来ませんって。
先生の仕事って、そもそも何なん?
労働時間に上限を設けるのは悪いことじゃないでしょう。
ですが、そんなことで解決はしません。するはずがありません。
勤務時間内だけで学級が、学校が回らないです。子どものためにならないです。
残業ありきの職業、お仕事なんです!!
だって、時間外労働を考えない代わりに、先生方、知ってるでしょう?給与明細を見て御覧なさい。
「教職調整額」「教員特別手当」ってあるでしょうに。
その分、しっかりと貰ってますやん。これらのお金は、残業手当に相当する存在です。
知ってるでしょ?組合でも教えてくれるでしょ?しかも、それってボーナスにも反映されてますでしょ!
しかも、ワケのわからん寒冷地手当てだの僻地手当だの、5年間勤めれば車1台買える位の支給、ありますがな。
民間企業に勤めてみ?生温いコト言ってられませんぜ。
どの職業も忙しいの!人が足りていないの!!だから残業があるの!!!
そこを理解しないでただ、時間を決めようだなんて。
だったら、人を増やせよ。教員採用枠をグンっと増やせば解決じゃん。
そこも民間と一緒で予算と相談だけれども、
担任の先生・事務の先生・分掌の先生と役割を分けて、現行の教員の給与を減らせば、
今よりかなり仕事量の問題は解決するはず。たぶん。意思疎通の時間が必要になることは避けられないけどね。
仕事に対して、先生の年俸が高すぎるんだよ。
ダラダラしても日給約20000円(勤務20年前後くらいの先生)って…。
先生って世界、全然ブラックじゃないで~す。
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