みんな≠先生だけ みんな=児童生徒+保護者+地域+先生+行政
■「毎日、授業にもならなくて、ババアとか死ねとか言われまくって」 現役教員が匿名ブログで「教育困難校に勤務してるけど、もう無理」と吐露
という記事が先日、Web上にありました。
教育困難校っていうのは,いわゆる支援学校のようなものだと思っています。
中学校で落ちぶれていたり,どうしようもない経済的な家庭の事情があったり,
DVを受けていたり…
そう言う子ども達が,ここなら受験が受かるだろう学校に集うわけ。
私は,義務教育学校に勤めていましたが,
児童生徒,誰しも,
「できるようになりたい」
んです。向上心を持っているんです。でも,
「分かってもらえない」「できない」んです。そんな子がいるんです。
ずっと行動や言葉で助けを求めていました。
そんなサインをずっと分かってもらえなかった…
自分には抗えない何かしらの力に対抗するがため,
「ババア」「死ね」だの,
自分の気持ちを発しているんだと思っています。
小学校・中学校の義務教育に携わる教職員の方々は,
そう言う子ども達や高等学校教育に携わる先生方に対して
100%自分達の責任ではないしにしろ,申し訳ないと思っていると思います。
力になってあげられなかったと。
ですが,生徒が希望すれば,なんとか高校に行かせてやりたい。
生徒指導の先生や担任は,その生徒の人生を左右するのですから,本当に必死ですよ。
生徒の幸せのためです。高卒と中卒,現実,初任給から違いますからね。
就ける職業も幅が違います。だから,マジで親身です。生徒第一なんです。
でも,精一杯頑張って進学できた先が教育困難校…
中には,そんな高校を改善したという話を聞くことがあります。
しかし,現実問題,すぐにうまくはいかないでしょう。何年もの時間を要します。
私も荒廃した学校を職員一丸となって立て直した経験があります。
それには4年掛かりました。教職員は勿論,地域住民の力添えもありました。
一番大きかったのは,保護者の理解。
校長が必死になって泥をかぶってくださいました。
保護者に対して先頭に立って,理不尽な言葉にも耳を傾け,理解を促しました。
教育困難校と言われる学校の教頭先生,校長先生,
その管轄自治体の教育委員会の方々,
どうか,面倒くさがらずに頑張っている先生方の力になってあげてください。
また,義務教育に携わる先生方,
送る先の学校の先生が困らないように,精一杯,
子どもの「できるようになりたい」向上心を大事にして
ひとつでも出来ることを増やしてあげてください。
そうすれば,教育困難校とレッテル貼られる学校も悩む教職員も少なくなるのではないでしょうか。
学校現場の努力と地域の協力…
コレですよ!
「もう無理」と頑張っている先生。
無理しなくてもいいですよ。周りに助けを求めてください。
子どもはみんなで育てるものです。
いつか、
「こんな時代もあったね」と,笑える日が来ますから。
まぁ,言うは易しですけどね…う~む。
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